2014年02月01日

DLM vol.3『地域づくり×フードビジネス講座』とヒムカレッジvol.9開催いたします!

春の陽気が待ち遠しい今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。

突然ですが2月開催の講座のご案内です!

2/11(火)にDesign Lab Miyazaki vol.3『地域づくり×フードビジネス講座』を開催いたします。


第3弾のDesign Lab Miyazakiでは、“食”をテーマに、これからの地域づくりを考えるトークイベント&ワークショップを開催します。高千穂で「御神水源どぶろく千穂まいり」の生産から販売を手掛けられている佐伯勝彦さん。
年間30万人以上の方が来店する「綾手づくりほんものセンター」の店長を務められている梶山剛さん。
このお二人のお話に加えて県のフードビジネス課の担当者より「地域づくり」の視点から宮崎のこれからの食と地域づくりの未来像について語っていただきます。


また2/18(火)には延岡の大自然を体験する活動を通して地域に活力を与えている、延岡マリンサービスの高橋勝栄さんを迎えて、「ヒムカレッジvol.9」を開催いたします。



両講座ともまだまだ参加者を募集しておりますので、皆様のご参加お待ちしております♪
  

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 16:47Comments(1)イベントのご案内(当センター主催)

2014年02月01日

地域版ヒムカレッジvol.2「実践者から学ぶ地域づくり講座」

1月26日に地域版ヒムカレッジvol.2「実践者から学ぶ地域づくり講座」を開催いたしました。

今回は国富町での開催でしたが、事前申込者の他に「国富町と綾町をまるっと体感ツアー」から参加された方など40名近くの方々に参加して頂きました!

今回の講師は熊日宮原販売センター代表/同志社大学大学院委託講師の岩本剛さん。



岩本さんは1962年、熊本生まれ。1995年、住民参加のまちづくり拠点である 宮原町「まちづくり情報銀行」開設後、7つの民間団体を設立。
住民参加・主導型のまちづくりのほか、子どもの人材育成、大学生のゼミ合宿・地域づくりインターン受入れ等を実践。また、全国の地域づくり団体等との物産交流「わらしべ長者便」、里山保全のための「お歳暮大作戦」等を主宰し、2010年10月より氷川町において熊日宮原販売センター代表に就任。これまでの活動を継続しつつ、ミニコミ紙の発行と子ども記者クラブの立ち上げによる各種事業を展開。2012年4月より同志社大学院の委託講師となり、同大学院の政策研究プロジェクト科目により、広域連携・交流のまちづくりの可能性を追求されています。



子どもたちが将来、帰ってきたいと思える地域づくりとは何か岩本さんがこれまで実践されてきた様々な活動を通してお話して頂きました。

「地域で暮らす人々が身の周りの全ての環境や伝統文化などの潜在的な可能性を追求することにより、経済的な自立性を手に入れ地域社会に立脚した、ゆとりのある生活をめざすこと」
まず初めに岩本さんの考える地域づくりについてお話いただきました。

一石五鳥を目指す。一石二鳥という考えではダメで、1つの事からいくつもの実績をあげていくことを目指し、10年先を見据える設計を子どもたちと一緒に考えていくことが様々なアクションにスムーズに繋がっていくのだと岩本さんは話されました。
小中学生によるビオトープ管理組織の「ギロッチョくらぶ」でもその精神を元に活動されてきたそうです。



口コミによる力を多大に発揮しているというミニコミ紙の発行も、子どもが記者として情報を発信していく子ども記者クラブの活動と繋がっており、子どもたち自身が地域を知るきっかけづくりにもなっているそうです。
また子ども記者クラブは記事を書くだけではなく、一年間を通して、農業体験やわらしべアイスの商品開発や対面販売、インターン交流会など、様々な活動を通して子どもが地域と直接接する機会を設けており、子どもと地域との大きな架け橋となっています。

時代の変化により家庭環境や教育現場が今と昔では違ったものになったと話す岩本さん。
だからこそ子ども記者クラブや大学生を招いての学習会など普段家庭や学校では教われない「地域について知る」ということが実践出来ており、10年先の将来を見据えたとても意義のある活動なのだと感じました。

「地域と家庭がしっかりと腰を据えて子どもの教育の事を考えると、子どもにとって生まれ育った環境というものは誇れる物になる」という岩本さんの言葉もとても印象的でした。



質問タイムでは
「学校と活動するとなった時に苦労された事や逆に上手くいった事は何ですか?」という参加者からの質問に岩本さんは
「昔と今の家庭環境の違いや先生方の労働環境の悪さから来る問題が多くあるので、そういった所の改善が必要」と答えていました。



参加者からは、
「子供達が書く事を通して、学ぶ場が地域にあるのが素晴らしいと思った。」
「地域の中の人材をいかにして活動に巻き込んでいく方向性が心に残りました。」
「ストーリー作りが大事なこと。行政がやること、民間がやることの差。」
「今の大人に必要なことを子供がやっている気がしました。良い取り組みだと思いました。」
といったご意見・ご感想をいただきました。

岩本さん、そして参加していただいた皆様ありがとうございました!   

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 16:47Comments(3)イベント報告

2014年02月01日

『ヒムカレッジvol.8』開催しました!

1月14日(火)に、本年度第5弾となる「ヒムカレッジvol.8」を開催いたしました!

今回は20名の方にお越しいただきました!

今回の講師は高原町灰干し研究所 所長の谷山天一さん。


谷山さんは、役場職員として働く傍ら、青年団活動に没頭し、平成17年の高原町長選挙公開討論会の代表を務めたことでその後の人生の大きな糧を得て、平成22年にNPO法人たかはるハートム代表となり、地域住民の交流の場づくりなどを行われました。平成23年新燃岳の噴火でもたらされた火山灰を活用した“灰干し”なる食品加工の製法を干川剛史教授から学び、「熟成たかはる灰干し」の商品開発を進め、現在、町内の若者が起業した灰干し専門店も含め5店舗での商品販売店を実現し、地域の活性化に大きな力を与えています。



これまで灰干しという食品加工技術で作られてきたもののほとんどが魚介類の灰干しでしたが、高原町が全国初の「肉」の灰干しを開発しました。
灰干しは素材の美味しさを最大限に引き出す食品の加工技術だそうで、低音で熟成されたお肉は適度に水分、アンモニア等の臭みが取り除かれ、うま味が凝縮されるそうです。
新燃岳の噴火というピンチを、灰干しという地域の新たな特産品を生み出すチャンスに変える力強い発想が他に類を見ない地域づくりの成功例となっていったのだと感じました。

また、「何よりも自分の地域を良くすることが他の地域を良くすることに繋がっていく」と谷山さんが仰っていたことが印象的でした。


そして今回のワークショップでは一人一人が自分にとっての「成功」とは何か考え、それをグループの中でまとめて「成功=○○×○○×○○」という形で代表の方に発表して頂きました。



成功=「情熱」×「技術」×「哲学」

強い情熱とそれを形にする技術力、そして何が大切なことなのかを見据えていくための哲学を掛け合わせて、成功となっていく。

最後に谷山さんにとっての成功とは何かを発表していただき、今回のヒムカレッジは終了しました。



参加者からは、
「地域活性化への想いは共通したものがあることを改めて感じました。」
「若い人の発想の柔軟性、フレッシュさ、(ワークショップにて)講座のテーマも現実的でおもしろい。」
「「成功」を考えるとなった時、よくわからない違和感を感じた。とてもいい経験になった。」
「ワークショップ中自分の考えを形にすること、人に伝えることをする上で今までの行動(経験)勉強の蓄積が大切だと感じました。」
といったご意見・ご感想をいただきました。

谷山さん、そして参加していただいた皆様ありがとうございました!   

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 16:46Comments(0)イベント報告