2014年08月30日

『ヒムカ地域づくりインターンシップ 事前研修会』を実施しました!

8月23日(土)に、『ヒムカ地域づくりインターンシップ』の参加者を対象とした事前研修会を、みやざき県民協働支援センターにて実施しました。

『ヒムカ地域づくりインターンシップ』・・・県内各地の地域づくりの第一線で活躍するリーダーのもとで地域づくりの活動に取り組みつつ、実社会で求められるスキルを実践的に学んでいく、2週間から1か月のインターンシップのプログラムです。

まずは趣旨説明。参加者の学生さんも少し緊張気味です。



自己紹介に続いて、インプロに挑戦!
インプロとは即興劇のことですが、インプロを取り入れたゲームは、コミュニケーションを学ぶツールとして活用されています。隣の人に目だけで合図を送って同じタイミングで手をたたく「拍手ゲーム」など3種類のインプロで、『しっかり相手の目を見る、相手からの目線を受けとる』練習をしました。


失敗したらみんなで罰ゲーム。緊張もほぐれてきました!



アイスブレイクをはさんで、午前中最後のプログラムは人生曲線の記入と班での発表。
自分の今までの人生を振り返り、曲線の図に落とし込んでいきます。班内でお互いの人生曲線について質問し合いながら、自分の人生についての振り返りを深めてもらいました。



午後1番目のプログラムは、今春、日南市でのファームステイプログラムを手掛けた中央大学の渡邉 泰典さんによる講演。
取り組み内容や大事な心構えなどについて話をしてもらいました。

ピエロ姿での登場と風船の手品でみんなの心をがっちり掴んだ渡邉さん。プレゼンの仕方もとても勉強になります!実際に地域で活躍されている学生さんのお話を聞くことで、参加者の皆さんのモチベーションもぐっと上がったようです。



その後、ワークショップ『自分が住みたいと思う10年後の宮崎をイメージしてみよう』をワールドカフェ形式で行い、宮崎の良さや課題を再確認しました。
中には、「おいしいものを食べたいなら宮崎に来い!」という強気な“農業鎖国”といったユニークな意見も飛び出しました。

そして最後は、このインターンシップを通じての目標設定の時間。
現在の自分を自己分析し、このインターンシップを通じてどういう能力を伸ばしたいか、終わったときにどうなっていたいか、目標を設定してもらいました。

「自分の殻を破って成長したい!」、「地域に何か残したい!」という声が聞こえてきました。成長した姿が楽しみです!


参加者の皆さんには、この目標を胸に地域でたくさんのことを学び取ってほしいと思います。
事前研修お疲れ様でした!いってらっしゃい!




  

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2014年08月27日

『ヒムカレッジ 企画力・組織力・発信力アップセミナー』第1回 企画力アップ講座を開催しました!

8月24日(日)に、全4回の連続講座『ヒムカレッジ 企画力・組織力・発信力アップセミナー』の第1弾、企画力アップ講座を開催しました!

第1回目の講師は、NPO法人 宮崎文化本舗の代表理事、石田達也さん。


石田さんは、宮崎県立宮崎商業高校卒業後、米国バージニア州オールド・ドミニオン大学に入学。1984年に同校中退。帰国後塾講師、飲食店を経営する傍ら、宮崎バージニア・ビーチ市姉妹都市協会を発足、初代事務局長に就任。1995年より宮崎映画祭実行委員会の初代事務局長に就任。ボランティア活動の限界を感じ、特定非営利活動法人宮崎文化本舗を2000年に設立。2014年から綾長役場エコパーク推進室まちづくり専門監としても活動。芸術文化のまちづくりと、ボランティア相互のネットワーク化を柱とした事業を中心に、様々な活動を行っていらっしゃいます。



今回はアイデアを具現化するための方法を、ワークショップを交えながら、「負けない企画を作る勘所」というテーマでお話いただきました!

※みなさん、勘所という言葉をご存知ですか?勘所は「はずすことのできない大事なところ、ポイント」という意味なのですが、語源は三味線を弾くときに弦を指で押さえる場所のことなのだそうです。



「将来、何を次世代に残すことができるのか?」
私たちが背負っている日本の負債、減少していく人口・・・そんななかで小さいことでも何か行動を起こしていかなくてはならない、という現状が根底にあるという石田さん。

助成金が首をしめる!?
「助成金を取るための企画」は、むしろ首をしめることがあるといいます。例えば、助成金は2分の1補助がほとんど。では、残りの2分の1の資金はどうするのか・・・自分たちが何がしたいのかをしっかりもっていないと、お金に振り回され最低な企画になってしまいます。
何がしたいのか、どのように行うのか・・・企画をしっかり練ることが大切です。

5W1H+α
誰がするの? どうやってするの? いつするの? 何をするの? どのぐらいするんの? 
いくらかかるの? 誰のためにするの? 
特に誰のためにやるのか、ということを明確にすることで、分かりやすい企画になるそうです。



○グループワーク○
後半は、まず個人で考えた企画をグループで発表し合い、その中から「緊急性・重要性」の特に高い事業をグループで1つ選んで、メンバーで意見を出し合い、ブラッシュアップするワークショップを行いました。


講座で学んだポイントを元に、班で企画を練ります。みなさん、熱心に議論を交わし、時間内に収まらないほど盛り上がるワークショップになりました!




「小児がん経験者と家族のための交流キャンプの開催」事業から「おひるね屋を通した高齢者交流スペースの創出」事業まで、多様な5つの企画が発表されました。




参加者からは、
○「勘所」の整理、数字や視覚的材料を活かしたプレゼン等、勉強になりました。
○企画のツボ・・・具体的な日程、スケジューリング、賛同できるものをクリアにすることが分かりました。「誰のための企画」なのかしっかり考えたいです。
○企画書を書くことは難しいことですが、この部分をしっかりと行うことが、事業を滞りなく、また失敗しても修正するのに大切であることが分かった。また、大変理解しやすかった。


といったご意見・ご感想をいただきました。
石田さん、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回の『ヒムカレッジ 企画力・組織力・発信力アップセミナー』は第2回・ファシリテーション講座です。



  

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 18:06Comments(0)イベント報告

2014年08月01日

『地域版ヒムカレッジvol.1』開催しました!

7月30日(水)に、本年度第1弾、地域版ヒムカレッジ「木のおもちゃと子どもの育成~木育を通じて、地域の中で子どもの豊かな心を育むには?~」を日南市ふれあい健やかセンターで開催いたしました!

今回の講師は、東京おもちゃ美術館 多田千尋館長。


東京おもちゃ美術館は、閉校した小学校を再利用し、多田館長が理事長を務めるNPO法人グッド・トイ委員会が運営しています。
「おもちゃはただの物ではなく、子ども同士はもちろん、親と子、人と地域…あらゆる人と人を繋いでいる。」という考えをもとに、おもちゃという魔法のコミュニケーション・ツールを使った壮大な実践の中心を担っています。
また、多田館長は、赤ちゃんの成長・発達とおもちゃの関わりから、お年寄りのリハビリ、ヒーリングおもちゃまで、幅広い視点でおもちゃを捉える「おもちゃコンサルタント」の養成にも力を入れられています。



今回は「木育」をテーマに、会場にも多数の木のおもちゃを展示し、参加者の皆さんに見ていただきながら講座を行いました。



まずは東京おもちゃ美術館での調査・研究に裏付けられた、木や木のおもちゃが親子に与える影響をお話いただきました。おもちゃ美術館の「赤ちゃん木育ひろば」は、全国各地の杉材を内装や家具、おもちゃに使用していているそうです。筑波大と埼玉大が木材を使用していない同様の施設との違いを効果測定した結果、次の3点の効果が測定されたとのこと。
・赤ちゃんが泣かない。
・ママが携帯(の操作)をしない。
・パパの滞在時間が長い。

参加者の方々は、「木に触れていると、赤ちゃんが泣かない」という話が特に印象に残られたようでした。

また、その他おもちゃ選びの大切さや、「乳幼児は遊びの天才」であること、幼児教育での木育のすすめなどについてお話をいただき、参加者の方々は熱心に耳を傾けていらっしゃいました。



乳幼児は
・繰り返しを楽しむ天才   ・ききたがりの天才   ・ユーモアの天才
今回ご紹介していた木のおもちゃにも、そんな乳幼児が満足できる工夫がたくさんありました。乳幼児期に自然に触れることが、子どもの感性に大きく影響するそうです。




講座終了後、展示した木のおもちゃに触っていただける時間を設けました。夢中になって遊んでいただけたようです!

今回の講座を通じて、子どもに木や自然に触れさせる機会をどう作っていくのか、考える機会になったのではないかと感じました。

参加者からは、
○木育・自然とのふれあいの大切さを改めて感じることができた。
○0歳から6歳のときに、自然に対してわくわくさせる体験をする重要性を再認識できた。
○活動のすべてが感動的だった。
○飫肥杉は「隠された日本の宝」もっと日南市民にも知ってほしい。

といったご意見・ご感想をいただきました。
多田さん、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!




  

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 19:25Comments(0)イベント報告