2018年09月22日

ヒムカレッジVol.1「地球が壊れる前に」上映会×西原智昭氏講演会 イベント報告 映画部分あらすじ感想編

ヒムカレッジVol.1「地球が壊れる前に」
映画部分 あらすじ感想


ヒムカレッジVol.1「地球が壊れる前に」上映会&西原智昭氏講演会が、去る7月28日に行われました。
3回シリーズで皆様に内容をお伝えいたします。

その第1回目の内容は映画のあらすじです。

ヒエロニムス・ボスの「快楽の楽園」の描写から始まります。
ディカプリオ:「左の絵はエデンの園のアダムとイブ。中央は人間の罪深さを表現した享楽の世界。右の絵は地獄、終末の世界で美しい世界は見る影もありません。」



この映画はハリウッド俳優であり国連平和大使のレオナルドディカプリオが2年間にわたって世界を旅し、環境破壊が進んでいる場所や、それによって影響を受けている場所に直接向かい、自分の目で現状を見ながら現地の大学教授や環境団体などの人と現状や対策について対談を行っています。その他に政治家や、オバマ前大統領やローマ法王など世界のVIPとも対談して意見を聞いています。

この映画で特に問題視されていたのが森林伐採による地球温暖化だと思います。この映画によると化石燃料を採掘するための伐採と、パームオイルという化粧品や食用油や加工品に使用されるオイルを採取するためのアブラヤシプランテーションの開発のための伐採と、牛肉の生産のための伐採等があげられていました。

私たちが便利な生活を求めた結果、森林が破壊され、二酸化炭素を吸収しきれず温室効果ガスによって地球が暖かくなり、氷河が溶け、海水面が上昇していくという事でした。
すでに太平洋の小さな島では洪水が頻発し、いつかは水没すると言われ、森林伐採とは関係のない国まで影響を受けているということが分かりました。この国では海外移住対策をとり、希望する国民はすぐに移住できるそうです。

また、地球温暖化対策が遅れている要因として、一部の政治家がエネルギー業界からの資金提供をうけており、そのため国レベルで対策が取れず対応が遅れているという事があるようです。
しかし映画の後半フランスでパリ協定が結ばれました。パリ協定は、最も二酸化炭素を排出しているアメリカと中国も批准し世界中の国や地域が加盟した歴史的な協定になったようです。
※この映画が製作された後アメリカはトランプ大統領が就任して、パリ協定から離脱することが発表されています。

そして最後にディカプリオの国連での演説がありました。「もう議論はいらない。今行動しなければこの地球上に存在するすべての命が失われる」と言いました。
他にも様々な環境問題を取り上げています。地球に対する考え方や自分の生活の在り方など、改めて考えさせられる映画でした。


②映画のセリフ編はこちらから http://ksc.miyachan.cc/e542797.html
③西原さんの講演の内容はこちらから http://ksc.miyachan.cc/e542794.html

  

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 17:45Comments(0)イベント報告