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2018年03月14日

ヒムカレッジ vol.3 『U理論を用いた関係構築講座』開催しました!

2017年11月25日(土)にヒムカレッジvol.3「U理論を用いた関係構築セミナー」を開催しました。
今回の研修は、ヒムカレッジでは初めての講師二人が進行する形の研修でした。

講師紹介
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講師:浦川孝雄氏 PICJ認定 関係コンディショニングトレーナー
長崎出身、山口在住。化学メーカー勤務の傍ら、東京にてU理論コーチ養成講座の開催や、地元山口の中学校・高校にて生徒さんを対象に「自分の真の思いや強みを見出す」ワークショップや「働くこと」についての講演など、年間10件程の講座や講演をこなす。関わる方へのコミットは、真の思いや強みを見出すサポート。
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講師:小野栄子 PICJ認定 関係コンディショニングトレーナー
香川県出身、東京在住。女性專用の電話サポート、「ボイスマルシェ」にてコーチ、カウンセラー。
少数精鋭企業のリーダー向けコーチング。身体・心・魂の開放と自己実現の水先案内Perfect Room主催
関わる方へのコミットは、「人生の可能性にYES」という為の1歩、「人生の真の成功」サポート。


 今回は休日の朝10時の開始にも関わらず、日向時間ではなく定刻通りの開始となりました。また研修時間が5時間という、今までのヒムカレッジの中では最長の時間ではあったのですが、会場のキャパいっぱいの参加者であふれ、参加される皆さんの意識の高さがうかがえる研修でした。

 今回のブログでは、進行内容に沿った形でのお二人の言葉を中心にお伝えしていきます。

◆イントロダクション


 まずは、少人数で自己紹介。その後、今の正直な気持ち等を話してもらい、そして最後に「チェックインします。」と一言発言してもらいます。
 このチェックインをすることにより、お互いをお互いの背景を理解し合い、相手をありのままに受容しやすくなり、この場が安全な場であることを確認する場にもなります。

 そして、小野さんから参加者の皆さんへの2つの問いかけがありました。
①人間関係を構築する上で大切なことはどんなことがあるか。
②そもそも人間関係を難しくさせてしまう根本原因があるとしたら、それはいったい何なのか。

二人一組でこの問いに対して考えてもらい、その内容をシェアしてもらいました。
①大切な事は
・受容と承認、寄り添う気持ち、同じ目標・目的を持つ

②難しくさせてしまう根本原因は
・境界線を超えて入ってしまう、期待と理想、

これらの問いを解き明かす内容を、今日は自分事として取り組んでいただき、「U理論を知識としてではなく体感的に理解できる」と言う事を目指して研修は進められました。


◆U理論の説明


U理論の中では人の意識レベルを4つの段階に分けています。
まず一つ目がダウンローディング。これは過去の自分の枠組みを再現している状態。「夫はこうあるべきだ。妻である私はこうあるべきだ。」、「上司はこういう感じだよね。」という状態。
次のレベルが「観る」ということ。自分の過去の枠組みや価値観、そういった固定概念を覆す状況に入ったときになる意識です。ここでは自分の意見とか言語を客観的に分析したり、状況を注目してみたり。自分の意識の中じゃなくて外界に意識が向いてるような感じになります。
三つ目が「感じ取る」。「あれ?私の上司ってこういう人だと思っていたけど家庭に帰るとこういう一面があるんだな」みたいなエピソードに触れて、「あれ?」って感じ。自分から相手を感じるというよりは、まさに相手の中から相手を感じるような。あるいは相手の中から自分の事を見るような、不思議な感覚になります。そこで普段とは違う、より深い共感が生まれたりとか、理解できたりとか、そういった状態になります。
レベル4はさらにもう一つ深くて、いわゆるスポーツの世界で言うゾーンとかフローの世界。凄く深い信念やインスピレーションや、恐れが消えたり緊張が消えたりして、場と一体となっているような状態。その状態で深い一体感があったりとか、パートナーシップが新たに構築されたりとか、不思議な感覚になります。


◆U理論的な対話のワーク
 「聞く」から「聴く」、そして「汲み取る」をU理論的にやるワーク。


二人一組で「これまでの人生のなかで、あの時が自分のターニングポイントだったなと思えるような場面」、あるいは「あの瞬間がこれまでの人生の中で最高の瞬間だった」、どちらか一つを選んでいただいて、映画のワンシーンを語るように、その時の場面、自分の表情、周りの人の表情、空気感だったり気温だったり季節だったり匂いだったり。それを丁寧に思い出して頂いて相手の方に5分間でゆっくりと話してもらいます。
聞き手は一言一句聞き漏らさずそれを書き出します。これをやることによって評価判断できないように。
その後3分ほどで、それを書き手が語り手に伝えます。微妙なニュアンスのずれとか違いを楽しみながら、話し手はそれを聞きます。

~ ワークを実施 ~

【一斉に沈黙の時間を取り、語り手の思い等を感じる。湧きあがった感情を捉えてそれを書き出す。】


~ 沈黙 ワークを実施 ~

【続いてもう一度沈黙の時間を一分。ここでは自分自身にとっての気付きだったり感情だったりをぼんやり感じてもらう時間。】

~ 沈黙 ~
【書きとった2つの事を相手に伝え、そこから自然発生する対話を数分間楽しむ。】

~ ワーク ~

【同様な内容を、役割を変えて行い、ワークの感想、気づきなどを4人でシェア。】


参加者感想、気づきのシェア
・普段から話してる時に、すごく自分の枠っていうのがあるんだなと感じました。ただ聴くということは非常に大切なことの第一歩なんだなということを感じました。

・書きながら聴いていたので、書くことに集中する、そうすると、自分の対話で特に親しい人ほど会話の途中に自分の意見を入れたりして、聴いてるんだけど聴いてないというか。それがないというのは、聴くってこういうことなんだろうなと思いました。

シェアした時に、私がハードな会話をしていて、相手はすごくほっこりする話をして。でももってる体験とかは意外と通じていて、何に目を向けるかとか何を思い出にダウンロードするかで言葉に出てくるものが違うのかなと思いました。

◆認知と行動のブラインドループの説明


私という人がしゃべっているという行動を見て、皆さんの認知は「この人がしゃべっているんだから、自分達は聞くんだな」ということで、静かになり、聞いていただいています。それをみた私は、そういった皆さんが聞いて頂いている状況を見て、「今聞いて下さっているんだな、そしたら私は伝えたいことをしゃべれるな」という、行動と認知ループが成り立って一つのコミュニケーションになります。

 仮にベースの4つを「自分の認知」と「自分の行動」、そして自分の行動を見ての「相手の認知」と「相手の行動」、この4つのパターンのうち、実は意外と見えていないのが「自分の行動」と「相手の認知」。相手の認知はまさに相手の内面なのでわからないのは当然ですが、実は自分にとって死角、ブラインド、見えていない領域が自分の行動であり、他人の認知。例えば不意に写真を撮られたときには、無防備の状態なので「こんな表情をしているのか!」と驚く場合もあるのではないでしょうか。

自分の行動も相手の認知も見えてなければ、相手にもそれと同じような事が起こっています。コミュニケーションがうまくいくのって奇跡だよねというところにも気づいていけるのが「認知と行動のブラインドループ」になります。関係悪化の一大要因となる「つもりの自分」と「傍の目の自分」のズレと問題に対する「認知のズレ」に対する自覚と対処がない限り、コミュニケーションの問題が根本的に解消されることはありません。
気づくことができれば対処のしようがありますが、気づくことができません。これが『認知のズレ』です。例えば、様々なトーンや雰囲気を自分が醸し出したとしても自分はそれを感じていません。
 そのトーンや雰囲気を醸し出しているのが「無意識下の思い込みやあきらめ」。例えば幼少期に、親御さんや身近な人から「お前って○○だよね」って言われたことが、心の奥深くにしみこんでいく感じです。それがにじみ出てトーンや雰囲気に現れます。だから自分では制御もできないし、相手も気づかないままにその影響を受けています。事実ではなくて思い込み。真実ではない、でもそれを無意識化で常に言っているから大きな影響を永続的に受けているに過ぎません。

午後は「無意識下の思い込みやあきらめ」を見出すワークを行いますが、触れ合うのは自分自身と向き合うので場合によってはきついこともあるので無理はしないようにしてください。
「無意識下の思い込みやあきらめ」に触れ得たくないと思うかもしれませんが、大切な事は自分にとってのゴールをちゃんと設定したうえで、悪化している関係性に対して取組んでみようという視点です。

デモセッションを受けてみたい方はご協力を。 ~Aさんが挙手~
では、午後からのデモセッションをお願いします。

~昼食~

◆リフレッシュワーク
 二人一組のペアになって、一人が目をつぶってもう一人の方が目を開けたまま連れて歩きます。その時に何を感じるかを体感してください。時間は1分間、時間になったら役割を交代して行ってください。


~参加者ワーク~

この後、Aさんのご協力でセッションを行い、その後にご自身のテーマで体験していただきます。

その前に、出来事から感情がおこるABC理論を説明いたします。A:Activating Event出来事がおこり、それをB:Beliefを通して反応がおこるという理論です。その際に関係性において問題になる関係の四毒素と言うのがあります、これは自分の価値観がプラスに働かない時に出るもので、1つ目が「避難」、2つ目が「侮辱・見下し」、3つ目が「自己弁護・自己防御」、4つ目が「逃避」です。
この4つは、たとえ行動、言葉に出さなくても伝わってしまうものになります。これが問題を起こして関係性が難しくなるものです。でもここが、深く内面に入っていき、本当の対話に入っていく入り口になります。

ではAさん今からセッションよろしくお願いします。

~Aさんのセッション~

◆関係コンディショニングワーク


 それでは、ただいまからご自身のテーマに基づき、このワークシートに記入しながら進めていきます。ワークシートに書けると言うのは、自分の中にあるものを意識化することができると言う事で大切な事。文字が出てこないと言うのは実は無意識化にある色々なものが表面化されていないだけで、この時間でたくさん書けば書くだけ顕在化していきます。四毒素と言われるような感情を、普段はその人との関係では感情と言うものはわきに置いて、より理性的に、よりできた人間として考えているけど、実はこの人に対してあるよね~と言う人を思い描いてもいいですし、敢えて自分ととらえてみてみたいでも大丈夫です。

まず「頭を悩ませている状況」をできるだけ具体的に記入し、その後に四毒素を「これ、言っちゃダメ」のレベルで書き出します。そしてその四毒素を自分の感情を乗せてつぶやいてみてください。このワークの大事な事は本当に健在意識で起こっていることも、普段出すこともないので、出し切ることが大切です。ここまでが健在意識領域です。

これからは潜在意識の領域です。相手の不足を受け入れて、丸ごと許すことができない根本的な理由を「だって、○○なんだもん」という言葉で出てくるものを書き出してみてください。そこで自分が何を大事にしているかと言う固定観念とか信念に気づくことができます。

そして、自分が信念と観念をかたくなに持ち続けていくとしたら、この先、どんな事が起こってくるだろうと言う事をワークシートに書き出します。例えば、女性は美しくなければいけないと思って、それにこだわり続けると、どのような悲惨な結末がおこるのか、その人生のまま、人生を終わるとして、そんな自分をみてどんな人生なんだろうかとか、自分て結局こんな人間だったんだと、そのような事を書いてください。

次に、相手がどのように感じているかをイメージしてください。



実は、これらはループになっているんですね。このループを閉じるにはどこかの領域に気づいて、それを自分がどうしていくかを選択することが意識すれば可能です。でも無意識だと思っている限りは気づけないので、そういうループが今まで皆さんの問題となっていた関係性のなかで起こっていたじゃないかと言うのが今回のコンディショニングワークの捉え方です。

◆全体の振り返り



全体のフィードバックですが、デモセッションでもありましたが「無意識下の思い込みやあきらめ」が自分らしくない状況を作るパターンと、関係性が悪くなっていてどうしても許せない相手とは、自分の「無意識下の思い込みやあきらめ」と同じだと気付き、反応してしまう、そんなパターンもあります。

では、これから今日の振り返りを4人ぐらいでシェアしましょう。



※参加者の気づき
 ・相談事などを書き出してみたら、最終的な解決方法は全部友達が言ってくれていたのに、気づいていなかった。最終的には友達が言った事を聞き入れてなくて、解決方法をみないようにしていた。
Q.気づいてどうしようと思いましたか。
A.友達を大事にしようと思いました。

・自分にとって、反応がつらいなと思った。自分が何に価値をおいて、何を大事にしようと思っているかを見つめる良い機会になった。
Q.ちなみに大切にしている価値観、信念は何ですか?
A.信念としては、価値が無ければならないです。無価値、反応がないのがすごく嫌だった。
Q.そこが価値観と繋がっているんですね。

・毒を吐くときに、自分はすごく逃避が多く、得意不得意があるんだなと言う事に気づきました。
Q. 「無意識下の思い込みやあきらめ」がわかったけれど、大事にしたいよね、このままでいいんだよねという事をご本人が楽しんでいらっしゃる様子がうかがえるので、あくまでも変化と言うのが自分がそうしたければそうしたらいいし、その場を楽しむと言う事もありなんですね。何が良いとか悪いとかを言っているわけではない。

 今回配布している自己開示補助シートですが、相手との悩みでやっていくセッションなので、その締めくくりはどうするのと言う時に、レベル4に行くためのシートです。メンタルモデルが出てきたと思いますが、「無意識下の思い込みやあきらめ」を相手に開示していく、その手順をこのシート通りにやっていくと、それができます。
 例えば、「私は何にもできない女だ」と言う、「無意識下の思い込みやあきらめ」があったとします。「私はいつもあなたとけんかやいざこざを起こしてきました。でもそれは自分が何にもできない女で何にもできない人生に気づくのが怖かった。それを見ているあなたは、何にもできない女として私を感じて、そういう状況を作り出したんだと思います。その後にそういう私に気づいたので、今までの自分ではなくて、そのようなところに陥らないよう自分として接していきたいと思います。」と言うようにしていけばできるようになっています。
自分が問題があると思っている関係性をもっていて、開示していくと言うのは恐怖があります。その恐怖を乗り越えていったときに、U理論で言うところの手放してみて、何が起こるかを見ていけるのではないかと思います。

 このシートの1,2,3,4,5のところで、1ではわだかまりの状況でぶっちゃけ話のレベル。2ではもう一つ深くなって「無意識下の思い込みやあきらめ」の状況。3が「無意識下の思い込みやあきらめ」をつかっての自己開示。自分の恐れを相手にぶつける状況。そうなると相手の自己開示の返報性が一気に意識レベルの3,4になります。

 今日は自己開示する相手がいなかったと思いますが、勇気を出して自己開示してみてください。自分の中にどんなギフトが下りてくるのかトライしていただき、その結果を事務局に報告していただければと思います。

 それでは、最後に5、6人の輪になってグループでの気づきのシェアをお願いします。そしてさいごに一言ずつ、チェックアウトしてもらいます。

~シェアタイム~

 以上で本日の研修はすべて終了です。



本日の参加者からは
・大盛り上がりでした。ありがとうございました。盛り上がって私の周辺は重力が軽くなっていました。(^_^)
・かなり良かった。また自分でもワークシートしたいと思います。ありがとうございました。

・自分への気づきの大切さを実感できました。残りの人生に活かしてきます。
・自分を掘り下げ気づかされることが多かった。認識できた。
・ループに気づけたのはよかったと思います。そこから抜け出す方法をさらに知りたいと思いました。
 という大きな気づきが得られたと言う感想も多かったのですが、逆に自分自身としっかりと向き合う時間も多かったので、
・朝の時点で夕方にこんな気持ちになると思いませんでした。正直疲れました。自分に気付く事、結局は自分の受け取り方&アンテナの立て方、アンテナがそこに向いている事に気付く。半年間、ずっと人生をふりかえっていて、それが間違いでない事に気が付きました。

・自分の内面を見つめ、ナイフで刺されるように苦しくも為になる時間でした。かなり深いセッションでした。このくらい時間が取れるとU理論とは何なのかが、伝わると思います。講座後のザワザワした感情をゆっくり掘り下げてみたいと思います。

と言うような、感想もいただきました。


ご参加いただいた皆様ありがとうございました。



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