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2018年09月29日

ヒムカレッジVol.1「地球が壊れる前に」上映会×西原智昭氏講演会 イベント報告 映画部分セリフ編

ヒムカレッジVol.1「地球が壊れる前に」登場人物の主なセリフ編


今回は映画の中から、主な方のセリフをピックアップしてご紹介いたします。

映画はヒエロニムス・ボスの「快楽の園」の描写から始まります。
ディカプリオ:左の絵はエデンの園のアダムとイブ。中央は人間の罪深さを表現、享楽の世界。右の絵は地獄。週末の世界で美しい世界は見る影もありません。

シエラクラブ執行役員:化石燃料とは石炭、石油、天然ガスのことで経済の土台です。企業はとても危険な方法で資源を確保しています。
その中でも特に危険な方法がオイルサンド発掘で、森林を伐採し、一帯の川は汚染し生物への影響が大きいです。

北極圏ガイド:昔の氷は固くて青かった。もっと深い青。氷の質も今の氷はアイスクリームのように柔らかく、溶けるスピードが速いです。
北極圏は北半球の氷のような役割を果たしています。北極圏の氷が無くなればひどい洪水や干ばつが起こるでしょう。

グリーンランドの気候学者:過去10年の平均気温が今後も続いたらグリーンランドの氷は溶けて無くなってしまうでしょう。

フロリダ市長:気候変動は紛れもない事実で、フロリダでは晴れた日に突然、通りに水があふれるという現象が起きています。原因は海面の上昇で、下水道から水があふれています。対策として排水ポンプを設置し、道路を高くしました。4億ドルかけて40年から50年は安心でしょう。議員や州知事は真剣に考えていません。

ディカプリオ:科学が否定される要因は何ですか?

フロリダ市長:政治ですよ。エネルギー会社との癒着です。

ペンシルベニア州立大学教授:97%の気候学者が、地球温暖化は化石燃料の燃焼など人間の活動が原因だと認めています。地球温暖化を認めない政治家が多くいるのは、資金を与え主導する黒幕が存在し、化石燃料の企業は気候変動の存在を否定する人々や政治家に資金を提供しています。

アメリカ温暖化否定派議員:地球温暖化は国民をだます嘘なんです、人間の影響で気候が変わるなんて馬鹿げています。人間は気候を変えることはできません。

中国公共環境研究センター:中国の国民は大気汚染がもたらす健康被害の理解が進めば進むほど、不安を募らせています。国民は説明を求めています。世論の後押しによって政府は環境対策を強化するようになりました。

インド科学環境センター:インドでは石炭が豊富に取れます。石炭は安価です。あなた方が過去に犯した罪を、我々も今後犯します。インドでは7億人がバイオマスを使っていますが、彼らが石炭を使うようになれば温暖化が進むでしょう。アメリカに行動で示してほしい。あなた方の消費がこの地球を破滅させるのです。アメリカ人の1人当たりの電力消費エネルギーは日本の2.2人分、インドの34人分、ナイジェリアの61人分です。

ディカプリオ:反論の余地は全くありません。でも生活スタイルを変えようとアメリカ人に提案することは簡単ではないでしょう。僕たちが出来ることは再生可能エネルギーへの投資となるでしょう。

インド科学環境センター:インドも中国も多額の資金を投資しています。アメリカは世界のリーダーです。化石燃料依存大国がそこから脱却する姿を見せてください。そうしたら私たちも政府に訴えることが出来ます。アメリカはやったのだから私たちも出来ると。

キリバス共和国大統領:温暖化の影響が起きています。島全体が沈んだわけではないが、その前触れの現象が起きています。ひどい洪水です。科学的見地では我が国はやがて水没します。問題はどうするかです。現在では海辺の集落を内陸部に移す対策を取っています。海外移住政策を取りフィジーに土地を購入しました。希望する国民はすぐに移住できます。選択は自由です。

海洋生態学者:海面の上昇に限りません。かつては多くの魚が生息していた沿岸生態系も破壊しました。過去30年でサンゴの50%が死滅しました。海には二酸化炭素を吸収するという働きがあります。人間が排出する二酸化炭素のおよそ3分の1を吸収する海は地球の気候を安定させる大きな役割を担っています。しかし海の力にも限界があります。二酸化炭素の排出量が多すぎると吸収が追い付かなくなる。いつまでも生命力溢れる環境を保ってくれるとは限りません。

レインフォレスト・アクション・ネットワーク事務局長:人類は気候を安定させる役目を持つ生態系を破壊しています。海と同じく森も大気中の二酸化炭素を吸収します。長年に渡って二酸化炭素を吸収し、その幹や花にため込んでいます。だから森林を燃やしてしまうと自然界のバランスが崩れてしまいます。いわば炭素爆弾です。木々にため込まれた二酸化炭素が一気に放出されますから。

ヤヤサン・ハカ代表:インドネシアでは近年広大な森林が焼かれています。安価なパーム油を取るためです。パーム油は食用油、加工食品、化粧品等に使われパーム油を使用した企業は多額の利益を手にしています。パーム油産業の拡大によりインドネシアの森林は8割失われました。政府は腐敗しています。賄賂を受け取って、森を焼く認可を企業に与えています。この状況が続けば影響を受けるのは人間だけではありません。森の動物たちも行き場が無くなります。森林破壊が進むのはパーム油を含む商品が売れるからです。食料や日用品を購入する時、自分の選択が生態系にどんな影響を及ぼすか考えて欲しいです。

バード大学教授:あなたにも出来ることがあります。食生活を変える事です。熱帯雨林の森林破壊を促進する理由のトップに挙げられるのが牛肉の生産です。何故なら牛を飼育するために地球の資源を無駄に使うためです。何よりも牛が排出するメタンは強力な温室効果ガスです。満腹になるまで干し草を食べながら、メタンを吐き出しています。メタンは二酸化炭素の23倍の温室効果を持ち大気中の大部分のメタンは家畜たちが排出したものです。
アメリカ全体の排出量の10~12%は牛肉の生産によるものです。驚くべき数字ですが、チョットした食生活の変更でいいのです。例えば牛肉じゃなく鶏肉に変えるとか。毎日豆腐を食べましょうと言っているわけではありません。たまには別の食材に変えることはできるでしょう。食生活を変えることはそれほど難しい事ではないでしょう。

ハーバード大学教授:(気候変動に対する解決策と言われる炭素税について)炭素を空気中に排出する行為全てに課税するものです。課税して価格が上がると消費が下がります。炭素税を導入しないのは政治家が望まないからです。炭素税を導入し、他の税を下げる方法もある。政治家は国民の声に敏感なので世論を変えるべきです。国民が変われば政治家は変わります。

ストックホルム大学環境科学教授:我々科学者が恐れているのは、あるポイントを超えると温暖化が止められなくなることです。この転換点を越えた例がグリーンランドです。史上初めて広い範囲で氷床が解け、色が白からグレーに変わりました。永久凍土の下に眠っていたメタンが放出されるのが一例です。
ドイツでは電力の3割を太陽光と風力で生み出しています。デンマークでは風力発電だけで、国の100%以上の電力を発電できる日もあります。全て再生可能エネルギーです。
スウェーデンでは若者や市民団体の声が首相に届き、遂に脱化石燃料国家を目指すと宣言しました。


オバマ前大統領:パリ協定は歴史的な合意に至りました。史上初めて、世界中の国や地域を巻き込んで具体的な目標を設定できたことです。しかし科学者たちの意見を聞くと、もっと踏み込んだ目標にするべきだと思います。

ディカプリオ:科学者たちは近い将来、南極の氷が解けると取り返しのつかない事態になると言っています。4メートルから6メートルの海面が上昇するのは間違いないと。大統領は極秘の情報にもアクセスできます。大統領が未来に恐れていることは?

オバマ前大統領:世界の人々の多くは海の近くで暮しています。もし彼らが内陸部へ大移動を始めたらあることに気づく。それは資源の乏しさです。そして奪い合いが始まるだろうと思います。国防総省は、これを環境問題ではなく安全保障の問題だと言っています。この先、世界が緊迫した状況になった時、我々は乗り越える力があるでしょうか。だから今行動を起こさなくてはならないと思います。

NASA博士:20基の人工衛星を使って地球を分析しています。極地の氷が実際に溶けて海面が上昇していることは間違いないです。
でも絶望感に浸るのではなく、問題視して解決を探すべきでしょう。望みはあります。化石燃料の使用をやめれば、地球の気温はしばらくして下がるはずです。今必要なのは霧の中をさまようような混迷から抜け出すこと。目の前にある脅威を正しく認識することです。人間は何が最善なのか認識すれば必ずやり遂げます。

ディカプリオ:世界を旅して、地球はもはや緑あふれるエデンの園ではないと実感した。現在はあの絵の2番目の絵だ。ボスはこれを洪水以前の人類と呼んだ。頭から離れないのは最後の絵だ。空は真っ黒な雲に覆われ地球は壊滅状態にある。僕たちは防げるのだろうか。僕たちにできるのは次にとる行動を選ぶこと。どのように暮らし、何を消費し、社会とどのように関わり、だれに投票するか。そして各国の首脳に気候変動の事実を訴えていかなければいけない。

ディカプリオ国連演説:21年も議論を尽くしてきました。もうこれ以上会議や言い訳、長期にわたる研究は必要ありません。このあたりで化石燃料業界には未来に影を落とす政治への介入をやめてもらいましょう。世界中が見ています。皆さんの行動が未来の世代の運命を決めます。みなさんは地球の最後の希望です。今行動しなければこの地球上に存在するすべての命が失われるのです。


①映画の概要と感想はこちらからhttp://ksc.miyachan.cc/e542799.html
③西原さんの講演の内容はこちらから http://ksc.miyachan.cc/e542794.html

 


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