2014年09月23日

『ヒムカレッジ 企画力・組織力・発信力アップセミナー』第3回 プレゼン講座を開催しました!

9月21日(日)に、計4回の連続講座『ヒムカレッジ 企画力・組織力・発信力アップセミナー』の第3弾、プレゼン講座をみやざき県民協働支援センターにて開催いたしました!


第3回目の講師は、都城工業高等専門学校 准教授の吉井千周さん。


吉井さんは、鹿児島大学法文学部、慶應義塾大学院政策・メディア研究科修士課程、同博士課程、タイ国立チュラロンコン大学社会調査研究所客員研究員を経て、現在都城工業高等専門学校にて准教授を務められております。タイ北部でのNGO活動を皮切りに国内の複数のNPOでの実践活動にも関わっていらっしゃいます。現在は、都城地区を中心とした社会人勉強会を主催するほか、プレゼンテーションの指導を全国各地の大学で行っていらっしゃいます。


今回は自分たちの団体や活動内容を第三者に分かりやすく伝えるためのプレゼンテーションのコツをお話いただきました!



〇オバマ氏の勝利演説から学ぶ
まずは「yes we can」の言葉が印象的な、オバマ氏の勝利演説から良いプレゼンテーションを考えました。

※伝えたいメッセージを安直な言葉ではなく、ストーリーで語りイメージを売ること。
※プレゼンテーションの目的は、自分の願うとおりに、相手に動いてもらうように仕向けること。

ということに、参加者は気づくことができました。




〇マーケティングの理論に学ぶ
プレゼンテーションでは、マーケティングの考え方が大切だそうです。プレゼンテーションは聞いてくれる人がいなければ意味がありません。自分が言いたいことを言うのではなく、受け手である聴衆のことをしっかり考えましょう。受け手はどんな人物であるか想定し、どんな情報を聞きたがっているのか、シュミレーションすることが大切です。





〇具体的なプレゼンの技法
プレゼンテーションではパワーポイントなどのスライドウェアを使うことが多くあります。しかしスライドウェアはプレゼンに必ず必要なものではありません。
悪い使用例やよい使用例から、効果的なスライドウェアの使い方を学びました。

(悪いスライドウェアの使用例)
・文字が多い。
・読みにくいフォント。
・重要なポイントが分からない。
・アニメーションの多様⇒重要なところをアニメーションにすると、表示される時間が短くなってしますので、大事なポイントにも関わらず見落とされる可能性があります。


(良いスライドウェアの使用例)
・文字は少なく。話せば分かることは書かない。
・数字や写真を効果的に使う。
・話題の転換に活用する。


※ポイント※
シンプルで洗練されたスライドを目指しましょう。また、写真には一目で分かるという強みがあります。普段からたくさん写真を撮って活用していきましょう。




〇まとめ〇
1.プレゼンの目的
・相手にどんな行動を起こさせたいのか
・聴衆はどんな人物なのか

2.スライドはシンプルに
・すべてではなく、伝える情報を絞る

3.いきなりスライドを作らない
・マインドマップでアイデアを書き出す

おまけ:プレゼンは時間内(早め)に切り上げる


吉井さんの講座自体が、良いプレゼンのお手本となっていました。ミュージカルのようなしゃべりに引き込まれるあっという間の3時間半でした。


参加者からは
・プレゼン力を磨くことで、「本質」、「一番大事なこと」をつかむ、たどり着く、共有することもできるはずだと実感しました。
・プレゼンって芸術だと感じました。完成度の高いモデルを見せていただきました。吉井さんの目的意識、とても参考になりました。
・人をひきつけるプレゼテーションは、思っていたよりシンプルで、簡単で良いのだと思った。情報があふれているので、伝えたい情報を絞ることの大切さに気づきました。

といったご感想をいただきました!

吉井さん、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回はいよいよ最終回、『ヒムカレッジ 企画力・組織力・発信力アップセミナー』プレ審査会&振り返りです。 



  

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 17:42Comments(0)イベント報告