2016年02月10日

【助成金・公募情報】 伝統的工芸品産業支援補助金

【助成金・公募情報】
伝統的工芸品産業支援補助金

■関連URL:http://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/k160112001.html

■募集時期:平成28年1月12日(火曜日)~ 2月19日(金曜日)17時00分

■趣旨:
本補助金制度は、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(以下、「伝産法」という。)に基づき、組合、団体及び事業者等が実施する事業に要する経費の一部を国が補助することにより、伝統的工芸品産業の振興を図り、もって国民生活に豊かさと潤いを与えるとともに、地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に資することを目的としています。

■補助対象事業・補助対象者:
補助対象となるのは、次の(1)~(5)のいずれかに該当する事業です。補助対象者は、事業により異なりますが、伝産法に基づき各種計画の認定を受けた組合、団体及び事業者等です。詳しくは、公募要領をご覧下さい。

(1)振興計画(伝産法第4条)に基づく事業

後継者育成事業
イ:後継者・従事者育成事業
ロ:若年層等後継者創出育成事業
技術・技法の記録収集・保存事業
原材料確保対策事業
需要開拓事業
意匠開発事業
【補助対象者】特定製造協同組合等

(2)共同振興計画(伝産法第7条)に基づく事業

需要開拓等共同展開事業
新商品共同開発事業
【補助対象者】特定製造協同組合等及び販売事業者・販売共同組合等

(3)活性化計画(伝産法第9条)に基づく事業

活性化事業
【補助対象者】製造事業者又はそのグループ及び製造協同組合等

(4)連携活性化計画(伝産法第11条)に基づく事業

連携活性化事業
【補助対象者】製造事業者又はそのグループ及び製造協同組合等であって、他の

伝統的工芸品の製造事業者や他の業種の事業者等と共同して事業を行う者。

(5)支援計画(伝産法第13条)に基づく事業

人材育成・交流支援事業
産地プロデューサー事業
【補助対象者】伝統的工芸品産業の支援事業を実施しようとする事業者・団体等

■支援内容:
各種計画の認定を受けた事業者は 以下の事業に必要な経費の補助を受けること

ができます。(補助率:2/3、1/2)
1.後継者育成事業:後継者育成のための研修事業等
2.需要開拓等事業:展示会開催や新商品開発事業等 
3.人材育成・交流支援事業:人材育成、消費者との交流の促進事業等
4.連携活性化事業:複数の産地の事業者が連携して行う新商品開発事業等
5.産地プロデューサー事業:専門知識を有するプロデューサー等が行う新商品開発事業等


○お問い合わせ先
九州経済産業局地域経済部製造産業課
TEL:092-482-5446

★これまでの助成金・公募情報
http://ksc.miyachan.cc/c18904.html  

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 15:52Comments(0)助成金・公募情報

2016年02月07日

地域版ヒムカレッジ in 高原 開催しました!


平成28年1月23日(土)高原町にて、サンワード・ラボ株式会社 代表取締役/「宮崎てげてげ通信」会長の長友まさ美さんをお招きし、『みんなで「ふるさとの宝」を掘り起こそう。』と題して地域版ヒムカレッジを開催いたしました!



□講師紹介
----------------------------------------------------------------------------
長友まさ美

サンワード・ラボ株式会社 代表取締役
「宮崎てげてげ通信」会長

起業から5 年間で延べ400 人以上、2000 時間以上のセッション
を行い、クライアントは、経営者、起業家、アーティスト、政治家、教師、会社員、同業のコーチ等、多岐にわたる。
「経営もスタッフもいきいきと幸せにはたらく会社づくり」を
テーマに企業研修、チームビルディング等を実施。その活動は、宮崎県内にとどまらず、日本全国に広がる。
また、人材育成、組織開発の手法を地域づくりにも活かし、キーパーソン育成、新商品開発WS、まちづくりWS などを開催。
日本一のローカルウェブメディア「宮崎てげてげ通信」会長で
もある。9月に開催したヒムカレッジvol.3にもご登壇いただき大好評を博した。()

「サンワード・ラボ株式会社」(http://sunward-lab.com/

「宮崎てげてげ通信」(http://visit.miyazaki.jp/
----------------------------------------------------------------------------
昨年9月に開催した「ヒムカレッジ2015 vol.3 テゲツー!から学ぶ『モチベーションアップのコツ』」でも参加者の皆さんからご好評頂いた長友まさ美さんを講師に高原町で開催した今回の地域版ヒムカレッジ。

地元の方々を始め、高原町役場の職員の皆さん、また宮崎市内から来て頂いた方など、24名の方々にご参加いただきました!



○今日が高原の未来に繋がる時間に

宮崎を魅力的で若い人がチャレンジできる町にしていきたい
そんな想いをもって活動している宮崎てげてげ通信。

宮崎県の魅力を伝える地元メディアとしての活動に加え、
東京での移住・定住イベントの開催、情報発信の方法について学ぶ「テゲツー寺子屋」など、その活動は多岐に渡ります。


6年前に宮崎に帰って来た長友さん。
周りからは「何でこんな何もないところに帰って来たと?」と言われたり、
県外で仕事をしていると、決まって「マンゴーの所ね」と言われていたそうです。

その時に「宮崎にはまだまだ色んな魅力がいっぱいある」と感じていたことから、
NPO法人まちづくりギフトの斉藤潤一さんと共にテゲツーの前身となる宮崎通信を始め、今日までの活動に繋がっていきました。

徐々に仲間も増えていく中で、
まずは何事も1人~多くても3人ぐらいで小さく始めて行くことが大事だと長友さんは話します。
大きなビジョンを描くことも大事だが、
「お金がない・人が足りない」とないものを上げて挫折していくよりも、
小さくても自分たちがやれる身の丈に合ったことからスタートして、
走りながら考えて行くこと
が重要だということでした。

○情報発信 ワーク①


ここで最初のワークへ。
はじめましての人同士で2人1組になり、
自分が大好きなもの・こと(何でもいい)について相手が興味をもつように片方の人に紹介するということをやって頂きました。

皆さん身振り手振りを大きくしたりと、どうすれば相手に伝わるのかを模索しながら取り組んでいただきました。
そして情報発信においてもどうすれば相手に伝わるのかを模索することが大切だということでした。

○WEB+リアルな場づくり
テゲツーは主にWEBでの情報発信を行っていますが、
リアルな場づくりも大切にしているといいます。

前述した東京での移住・定住イベントの開催や県内外の講師を招いて開催する寺子屋形式のセミナー「テゲツー寺子屋」の様に、
人との接点を直接持ち関係性を作っていく場も大切だと長友さんは話されました。


○幕の内弁当になるな!


AKB48のプロデューサーとして知られる作詞家の秋本康さんが言った
「幕の内弁当になるな!」
という言葉を大事にしていると話す長友さん。
あれもこれも詰めるのではく、自分たちの強みに特化していくことが活動を行う中で重要視しているということでした。


○地域の事は地域の人に聞く


実は講座の前に高原町役場の中武さんに高原町のオススメスポットをアテンドして頂いていました。そこで今まで知らなかった高原の魅力を発見したと話す長友さん。
(その時見つけた魅力はテゲツーにもアップされています!西諸県地方限定。厄払いにもなる鮮やかな飾り物「めのもち」-高原町)http://visit.miyazaki.jp/?p=36136


同行した私達スタッフも天逆鉾などの一般的に有名な高原の観光スポットではなく観光情報誌やWEBサイトには載らないような知られざる魅力を見つけました。

実際にその地域に行ってその地域の人に会って話すことで、
今まで知らなかった魅力を引き出す事が出来る。
そして同時にそんな魅力を紹介できる中武さんのような人がいることも、
その地域の魅力の一つなのだと話されました。


また自分自身の伝えたいことと同じくらい、
受け手が知りたい情報やニーズを調べることも大切だということでした。

○質疑応答


質疑応答の時間では、
「地域の人から魅力を上手く引き出すアプローチの仕方を知りたい」という質問に対して、長友さんは「その土地で愛を持っている人との出会いを大切にすること」「その地域に対して3歳ぐらいの子供のように先入観を持たずに何にでも好奇心を持つこと」と答えられていました。
また「移住者が移住を決める決定的な要素は何が多いのか知りたい」という質問に対しては、「この人がいるから住もうとか、この人が勧めるから住もうだとか、キーマンになる人が魅力になっていることが多い」と答えられていました。



○高原町にあなたはどのくらい興味がありますか?

そして後半は実践的なワークショップへ。



机・イスを離し参加者に体を動かしてもらいながらスタート。

「高原町にあなたはどのくらい興味がありますか?」という質問が書かれた紙が会場の中心に置かれ、
興味が大きい人では中心に近づいてもらい、あまり・・・だという人は中心から離れた場所に移動してもらいました。

その後も「あなたは高原町のためにどのくらい行動を起こしたいですか?」「あなたは高原町のために行動を起こしていますか?」といった質問に答えていただきました。

そして近くにいる人と3人一組になって、先ほどのワークの振り返りを行っていただきました。
「高原は美しい景観や有水や花があるのでもっと広めていきたいと改めて感じた」などといった感想をいただきました。


○高原の魅力を伝えるアイデア
休憩を挟みグループワークへ。




まずはそれぞれワークショップ用のシートに、高原の魅力を伝えるため、自分のやっている活動などでアイデアが欲しいと思うテーマ・課題を書いていただきました。

次に自分でそのテーマ・課題に対するアイデアを3つ書きました。
その後は時計回りで隣の人に順番に回していき、グループの人にアイデアを3つずつ書いて頂きました。

現実的、非現実的、とにかく何でもいいので、思いついたことは必ず3つ書いて頂きました。

全員に書いてもらったら、その中でもいいなと思えるものをそれぞれ3つ選びました。

○高原のお宝を掘り下げる
そして次に全体で参加者の中から5つのテーマを絞り、そのテーマについて掘り下げたいと思った所に移動してもらい、それぞれのテーマでグループワークを行っていただきました。

「高原に水のテーマパークを作りたい」
「日本発祥地祭りで高原をPRしたい」
など、バリエーション豊かなテーマが並びました。


まずはテーマを決めた人に「なぜそれをやりたいのか」を話してもらい、
聴いている人たちは模造紙をメモ帳として、キーワードと感じた言葉などを書いて頂きました。

次にそのテーマが「実現した時の最高の未来」をグループで話し合いながら模造紙に落としこんでいただきました。また「何があると、どんなことが出来ると、その未来に近づけるのか」についても話しあってもらいました。

そして、最後にテーマを設定した人はワークを通して、
「今チャレンジできること」を書いていただき、
そのほかのグループの人はその人に対してサポーターとなり
「追い風を送れること」
を書いていただきグループ内で発表していただきました。




自分の頭の中だけは、うまく引き出せていなかった想いやアイデアをが今回のグループワークを通して、新たな気づきを得たと感じている方が多くいらっしゃいました。

また自分では当たり前だと思っていたことやものが、
他の人からみると実はお宝だと感じるものだったりと、今回のワークショップの面白さを強く感じました。



ご参加頂いた皆様からは、
「高原のことをみんな一生懸命に考えている事、良いところを他の人たちがわかっていることなどを知りました。」
「同じテーマで地域の宝を発掘していこうとする時に、追い風を送って応援しくれる方が意外に多いことがわかった。得られるアイデアの中でも自ら新たな気づきがあった。」
「講座の中での気づき、発見の他、長友さんのワークショップの進め方も大変参考になりました。ありがとうございました。」
「人の眠っている熱を引きあげられる素敵なセミナーでした。」

といったご感想をいただきました!

最後のワークでもあったように、今回のヒムカレッジを通して、
地域のお宝に気づき、その地域の人を巻き込みながらお宝(魅力)を発信していくような、
「追い風」を参加者の皆さんに送れていたら嬉しいなと感じた今回のヒムカレッジとなりました。

参加していただいた皆様、そして講師の長友さん、本当にありがとうございました!
  

Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 14:02Comments(0)イベント報告