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2013年06月27日

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!

一昨日、本年度第一弾となる「ヒムカレッジvol.4(※1)」を開催いたしました!

あいにくの雨模様にも関わらず、ほぼ定員の29名の方にお越しいただきました。

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
今回の講師は、都城まちづくり株式会社の佐土原太志さん。

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
佐土原さんは、大学時代を熊本をで過ごした後、1年間の留学生活を経て、都城まちづくり会社(※2)に入社。
ちなみに、都城まちづくり会社に応募した際、書類選考で落ちたそうですが、一時してから欠員の連絡があり無事採用に至ったそうです。
現在は、都城まちづくり株式会社が展開するイベントの企画を担当しているほか、「ボンパク」の仕掛け人として企画・運営に携わっています。

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
今回は、2008年からスタートした「ボンパク」の取り組み内容についてお話しいただきました。
「ボンパク」を始めるきっかけとなったのが、2007年の大分県のハットウ・オンパク(※3)との出会いでした。同団体が展開するプログラムに感銘を受け、都城市でのプログラム立ち上げを決意したそうです。
その当時の都城市は、2006年の1市4町の合併、大型ショッピングセンターの進出、中心市街地の空き店舗率20%超え…様々な課題を抱えており、とても楽観視できる状況でありませんでした。
「そういう状況だからこそ、今やらなければ!」という想いで、実行委員会をすぐさま立ち上げ、行動に移していったそうです。

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
「ボンパク」とは、正式名称を都城盆地博覧会といい、『地域の輝き見本市』として、1年に一度開催しているイベントです。都城の自然、産業、まち、人、食といったものにスポットを当て、体験プログラム化して都城の魅力を満喫してもらおう!というものです。(写真は、昨年度の「ボンパク」のパンフレット)

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
2009年の夏からは、小学生とその保護者を対象とした「キッズボンパク」も誕生しました。
本プログラムは、ボンパクのプログラム提供者の方の「自分は子どもたちに地域の素晴らしさを伝えることが出来なかった。今、ボンパクの活動するなかで、こういう活動こそ大事だという事を感じる。自分の子供には伝えることが出来なかったけど、地域の子供たちにはそれを伝えたい!」という申し出により、スタートしたプログラムだそうです。(写真は、昨年度の「キッズボンパク」のパンフレット)

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
プログラム提供者である高崎町笛水地区の春村さんと竹山さんにもお越しいただき、ボンパクのプログラムを通じて感じることなどをお話しいただきました。

ボンパクのプログラムを開始して5年、214のプログラムの提供、参加者は実に3,678人にものぼるそうです!

なぜこれほどまで多くの人々に愛されるプログラムに成長していったのでしょうか。
そこには、「オンパク」だからこその仕組みがうまく機能しているのです。その仕組みとは大きく3つあるそうです。

1.【小】…意思決定機関が少人数なので、早いスピードで物事を決定できる。
       一つひとつのイベントは小規模なので、誰でもプログラム提供者になりうる。
2.【集】…たくさんのプログラムが一時に集まり、情報発信されるので、魅力度が増す。
       それぞれのプログラム提供者の周りにいる人たちが参加することで、
       既存のコミュニティの枠を超えた繋がりが出来る。コミュニティの環が広がる。
3.【短】…限定した期間でプログラムを行うので、ある程度の無理が効く。

今のところボンパクは都城の人の参加者が多いとのことですが、佐土原さん曰く、「ボンパクを通じて、まずは地元都城の人に都城の魅力を体感してもらいたい。そして、地元の人からどんどん外の地域に向かって、都城の魅力を発信してもらいたい!」そうです。

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
第2部は、学びのシェア・ワークショップ。
佐土原さんの話を聞いての気づきや、学びを各テーブルごとで共有しました。

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
模造紙に、写真のような感じでポストイットを貼りながら、まとめていただきました。

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!

『ヒムカレッジvol.4』を開催いたしました!
参加者からは、
「高校生や大学生がプログラム提供者になったら、面白いのではないか?」
「スポーツをテーマとしたプログラムがあったら参加してみたい!」
「ボンパクのプログラムを活用して、スタンプラリーのようなものが出来ると楽しそう。」
といった具体的な提案もいただきました。

イベントに参加いただいたみなさんからは、下記のような感想をいただきました。
・有形無形の地域資源が至るところに転がっていること、コミュニケーションの中から新しいアイデアが生まれることに気付かされた。
・お金をかけずに、地域そのものを楽しむ取り組みが素晴らしかった!
・イベントは必ずしも大規模でなくていい。
・地元の小さな所に目を向け、人を発掘することの大切さを学んだ。一つのイベントでなく一緒にやることで、より多くの発信が出来る。
・佐土原さんと企画の運営者と提供者の信頼関係の強さを感じた。


今年のボンパクも秋に開催予定とのことですので、興味のある方は、ぜひ一度足を運んでいただければと思います。
講師の佐土原さん、そしてご参加いただきました皆さま、ありがとうございました♪ 


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(※1)ヒムカレッジ…宮崎の地域の仕掛け人から”地域づくり”について学び、未来の宮崎について考える講座。今後、開催の講座についてはこちらをご覧ください。http://miyazaki-ksc.org/

(※2)都城まちづくり株式会社… http://www.machidukuri-miyakonojo-city.jp/

(※3)ハットウ・オンパク… https://www.onpaku.jp/


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Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 18:09│Comments(0)イベント報告
 
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