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2018年04月28日

ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。

2018年2月18日(日) 岐阜市立図書館 館長 吉成 信夫氏お招きして、ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。休日の朝早い時間から多くの方にお越しいただき、あっという間の2時間半でした。

□講師紹介
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吉成 信夫氏(岐阜市立図書館 館長)

コンサルティング会社役員などを経て、家族で岩手に移住。石と賢治のミュージアム研究専門員を経て、「森と風のがっこう」を開校。2003 年、岩手県立児童館「いわて子どもの森」館長を兼任。2015 年、岐阜市立図書館館長に就任。
スナフキンとカフェと旅が好き。
著書に『ハコモノは変えられる!-子どものための公共施設改革-』(学文社)などがある。
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ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。

◆自己紹介
私は、岩手の人間の様な顔をしているんですけど、元々東京生まれで東京育ちです。30過ぎてコンサルタントをしていて、40歳になる時に小さな会社だったので後は社長になるしかなく、お金勘定するのも嫌だなと思って、どうしようかと思った時に、実は子どものころから宮澤賢治が好きだったので、39の大人が岩手にぽーんと飛んじゃったんですよ。なんとかなるわ、みたいな感じで。

岩手に行って最初の仕事は、石と賢治のミュージアムと言う公共施設を創る仕事をしました。詳しくは著書に書いています。
その次は岩手子どもの森と言う県立児童館があって、そのオープンの前の年から結局8年間初代の館長をやりました。
3つめが森と風の学校という私の私塾みたいなところで岩手にそういう場所を持っています。私が岐阜に来ちゃっているので、今3年間は休止中になっています。それまでは15年ずっと続いてきていますね。
そして今回の岐阜の仕事は四つ目ですね。本当は何を大事して来たのかというのを図書館に行き着く前に大事にしてきたことと図書館で大事にしたいことは変わっていません。

◆自分の居場所づくり
私がずっと大事にしてきている事っていうのは、子どもの頃の記憶とか子どもの頃の感覚とか子ども性というものが自分の中にあってそれを拠り所にしてやってきたんです。
それで皆さんに聞いてみたいのは皆さんが子どもだった時、小学生ぐらいまでと仮定してのんびりゆっくりぽけ~とできるような空間とかという様な場所を、どんなとこがあったかのか聞きたいんですが。
ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。

・一番好きだったのはちょっと危ないところで鉄城門があって、松林でそんなところでした。
・いつも山とか川とか行って、一人で行きました。
(子どもの時って一人でも行くんですよね。いつも一緒じゃないですよね一人の時間って結構ありました。)
・木の上に友達と作った、板を2、3枚くくりつけて基地にしたところがあって、そこに一人でいること
が。

今皆さんに質問したのは実は図書館作りと全部関連したことなんですね。居場所なんですね。居場所ということをどう考えて図書館の中に反映していたのかということを、その時に一番大事にしていました。その場所が非常に快適で気持ちがよく自分の居場所になっているかどうかということを公共施設であっても、一番に考えるという事をやってきたつもりです。
ヴィレッジヴァンガードの1号店というのは名古屋なんです。イオン展開をしてからヴィレッジヴァンガードさんは、雑貨屋さんみたいなイメージしかないですよね。元々は遊べる本屋さんというキャッチフレーズで1980代だったと思いますが急に出てきたところです。アメリカのポップカルチャーとか、それから精神世界的な流れだったり。僕は下北沢の方ヴィレッジヴァンガードが大好きで、東京に行くとあそこに埋もれると何時間も出てこれないという感じで。そういう場所ができないかなーと思っていました。

◆メディアコスモスという複合施設
ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。

市立図書館はメディアコスモスという複合施設の中にあります。メディアコスモスの三分の二は図書館です。図書館を中核とした複合施設と言ってもいいんじゃないかなと思います。他には市民活働交流センターが入っていたり、外国の人たちとの交流センターが入っていたり、美術展ができるようなギャラリーがあったり、ローソンが入っていたり、スターバックスが入っているそういうような場所です。
あと2年経つと私たちのメディアコスモス前に市役所が全部移転して来ますが、実は元々私が来た時に与えられた使命みたいなのは、まちづくりと関係させるというところから生まれた図書館であります。80m×90mと、とんでもない広さです。そういう広いところで僕もびっくりしました。

◆超えよう、ヴィレッジバンガード!
私が4月1日に図書館長になって、挨拶をした時に言ったのは、ヴィレッジヴァンガードを越えていこうと言ったんです。みんなヴィレッジヴァンガードを知っていると思ったんですが69人の全職員を見たところクスッと笑ったのが5人。あとは何を言ってるんだこのおっさん、そんな感じでした。何を言い出すのか非常に不安がられたと思います。例えが悪かったのかな、ヴィレッジヴァンガードと言ってわかんなかったら、例えを変えましょうかと言って、私は、ほぼ日手帳で行きますと言ったんです。その時にも、にこっと笑わってくれたのが5人位。なぜほぼ日が好きなのかというと余白があるということなんですね。余白があると安心しますよね、なんか。人間って余白から見ますよね。本文は読まない、基本的には。そっちで行くからねという話をしたと言う事を今でもよく覚えています。

◆年間来館目標100万人達成のために
通常多くの図書館の計画は機能別に空間を作りながら始まっていくわけです。けど実際に80m×90mの大きさで何が違うかというと、うちの場合はどこにも壁がないんです。全てが見える、そういう状態なんですね。そうなった時、何が起きるかというと想定がついたわけです。
旧市立図書館は、年間の来館者の推計が15万人ぐらいだったと思います。私が来た時は来館目標が100万人でした。15万人から100万人までは机上の空論で考えるのは簡単と思うのですが、その100万人をクリアしないと次の年に予算が増やせないということが現実的にはあるわけです。今まで想定できなかった人たちにどうやって振り向いてもらえるか。既存の顧客よりむしろ潜在顧客だったり、図書館にあまり目をくれなかった人達にどうやって振り向いてもらえるかということからもう1回図書館を作り直そうということを4月1日に決めました。だけど私に与えられた時間は3ヶ月しかなかった、だから職員は不安だったと思います。ヴィレッジヴァンガードと叫んでるし。一体どうなるんだろうここはみたいな。大丈夫なのかとか思われたと思うんですね。

その時に、大体一週間ぐらいの間にこういう図書館の方向性の角度と長さのベクトルはこういう風に持ってきたよというチャートを作りました。自分の中で気持ちいいと感じた瞬間、どこだったんだろう、どんな場所だったとなぜそうだったんだろうというものを図書館の中を歩いてみた時に感じる、それを基にして作りました。

3年経って広がっています。一番は図書館学校連携で、学校としっかりと学校の図書館を一緒になってやっていくということです。それで学校支援室と言うのをつくって、専任の司書をおいて、私とコンビで二人でタッグになって学校の中に読み聞かせに入って一緒になって学校の雰囲気を感じさせてもらいながら考えていくというものを今もやっているんです。

もう一つは図書館だからといって100万人来る人を待っているだけじゃしょうがないですね。ここに100万人来たから良かったじゃなくて、むしろこちらからアウトリーチで出ていくそういう考え方です。いろんな所に能動的にどんどんどんどん現場に出て行って、本を媒介にしてそこからコミュニケートが生まれるような場所というのを図書館はどんどんと作っていく、取材にも出て行くし1年目から、かなりいろんな形でやっているので、街と繋がるとか、人と繋がるとか、色々書いていました。

◆1年目の来館者実績123万人
開館1年で123万という 人が来まして、疲れ果てました。毎週日曜日と土曜日は5000人から6000人来ました。それを踏まえて大事にしなくちゃいけないことはこれだということを2年目の一番初めの日の朝礼で職員に話をしました。
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」という名前がついているんですが、みんなとは誰のことをいうのか、1年目には、少なくとも名前と顔が200人は私でも、すぐにそらんじて言えるだろうと。でも現場のサービス、カウンターにいる人だったら、もっと会っていますよね。もっと言えますよね。それを74人職員がいましたので74×200にしたらどうなるかという話をしたんですね。全部違うかもしれない、人がダブっているかもしれない、そういうものの積み上げしかないですねこの123万人という数は。

◆市立図書館の来館者の構成比、県立図書館との差別化
以前の図書館は40歳以下の利用者の割合が3割ぐらいでした。残りの7割は40歳より上の世代が来ていたんですね。今は40歳以下の利用者は大体6割近くまで来ています。今までは40以下の子育て中の世代はほとんど来なかったんです。その世代の人たちが、今はどんどん来るようになったのでまったく構成比は逆転しました。
その世代を想定しながら子どもが来ている図書館というのは絶対元気が出るし、大人が見ているだけでも関わらなくても声をかけなくても元気をもらいますのでそういう図書館にしたいと思っていました。
私たちが大切にしたいこと「子どもの声は7未来の声」、カウンターの後ろに貼っています。「子どもの声は未来への声、私たちの図書館では本を通じて子どもたちの豊かな未来へと繋がる道を応援したいと考えています。就学前のお子様から小中学校、高校に至るまで長い子どもたちの育ちを見守る場所でありたいと思っています。ですから私たちが館内で小さなお子様が少しざわざわとしていたとしても、親御さん達と一緒に見守ります。来館された皆様もどうぞそのような考え方を持った図書館だと理解していただくとありがたいです。」って優しく書いています。

よく言われたのが、岐阜市に市立図書館を作ってどうすんだって。岐阜市には岐阜県図書館があり、そこに市立がまた同じような図書館を作ったら、お互い利用者が減るじゃないの。税金使ってそんなの作っていいのと?言われました。そこでポジショニングを全く変えようと思ったんです。そういう時って力入りますから要は市立図書館と県立図書館の役割を全く変えてしまえば用途によって使い分けられているわけですね市民は。つまり選択肢は2倍になるんですね。そういう場所になったら岐阜ってどっちも栄えると思っているんです。
うちは赤ちゃんが泣いても外に出てくださいって言わないと、はっきりとそれは明言しましょうと、だって壁がないんだもん。泣きますよ子どもは、この構造でできた以上うちはもうそこは許すと言うかそれは子どもの声が聞こえたら未来の声がいいじゃんという形に変えましょうと。ただ今までの市立図書館というのは本当に静寂オンリーの図書館でしたから多分そう簡単に事が運ばないと司書さん達は思ってたと思います。
始めた頃はやっぱり言われました。言われるのはわかっていたわけですよ、じゃあ言われてからこういう風にしますと言っても遅いじゃないですか、先手必勝ですよね。言われる前にやっておかないと「うちはこういうふうに考えていますが何か問題ありますか。」と、言いませんよ公立ですから。何度もマスコミからマイクを向けられて喋らされそうになりましたがそうは言いません。

先ほどの続きです。「そして小さなお子様のお父様お母様にもお願いです。ここは公共の場所です。遊び場運動場でありませんので公共の場所でのマナーをお子様に教えていただく場としても、ご活用いただければ幸いです。みんなでお互い様の気持ちを持ち寄る場所にしていきましょう、と言う風に決めました。」です。これ、東京では絶対言えません。遊び場でもそうですよね、公園の外側にいるお宅から、子どもの声がうるさいって訴訟になっているでしょう。

◆居場所づくり
ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。

電気の巨大な傘みたいなのが11もぶら下がっていまして、その傘ごとにいろいろエリアが分かれていまして、この場所を見た時に私が考えていたことができるかもしれないと思いました。なぜなら、僕が前にやった県立の大型児童館と空間の作り方、考え方が似ていたので。つまり何か、これはリビングルームのことです。特に北欧、スウェーデンとかデンマークとかフィンランドとか。図書館とか青少年のユースセンターとの人たちと話をすると必ず出てくる言葉はリビングルームという言葉です。公共の場所はリビングルームであるということです。ストックホルムに行った時に本当にそう思いました。くつろげる場所がなければお母さん達来ないですよね。乳母車乗せて来ないですよね。だからここで子どもと一緒に自分の家のリビングルームのように寝転がりながら本読んでていいじゃん、子どもがうとうと寝ちゃっていいじゃん、リビングルームなんだからという風に思います。そこに本があるということが大事です。本が人をつなぐかもしれない。本を通して人がお母さん同士が仲良くなるかもしれない、話がしやすくなるかもしれない。そういうことの方が僕は大事だというふうに思っていて、この場所を0歳児から2歳児の限定をして使ってもらっています。はじめはイオンかと言われましたけど公共施設なんで哲学はあります。

子どもが生まれる前のお母さんも来ていますけど要は子どもが産まれて0歳児から18歳になって市民権を得るまで、いつでも図書館に来ればその場所があるよという形でずっと付き合えるような形のものにしていきたいというのが私の考えです。これはうちの図書館の一番大きな柱なっている考えです。子ども支援だけを大事にしてやっているわけじゃないんです。その子たちが大人になるわけですから。その大人になる時まで図書館で育った子どもたちは大人になって今度また新しい家庭を築いて子どもと生活をするときにも図書館に通ってくれるかもしれないですよね。たぶん町の図書館てってそういうふうに作られてきたと思うんです。だから居心地のよさっていうのは、本当に大事なことだと思っているわけです。

◆三つのモットー
基本的な考えというのは市民に寄り添った身近な滞在型の図書館を目指します、という言葉でした。具体的な三つのモットーを作りました。「ここにいることが気持ちいい」、「何度でもここに来たくなる」、「いつまでもここにいたくなる」です。この言葉は利用者に向けてではなく職員にも言っている言葉です。職員74人がいれば74通りの方法で74 通りの感覚で、自分がここにいると気持ちいいと言うのはなんでそういう風に思えるのか、何度でもここに来たくなると自分がそういうふうに感じるのか、いつまでもここにいたくなる図書館にするためには自分は何をやってるのか、ということです。それを明快にクリアに言えなければ職員じゃないと私は思いましたので自分なりの言葉で自分の経験の中からそういう言葉を出してきてもらいたいと思いました。

◆開館までのトレーニング&ワークショップ
ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。

開館まであと3ヶ月ありましたのですぐに朝礼のスタイルを変えました。一つは私がその日思いついたキーワードをマジックで書いてそれ5分間、74人の職員の前で、なんで私はこの言葉を大事にして図書館を作ろうとしているのか、毎日オープンする前の日までずっとやりました。
それと朝のブックトークをやりました。皆で74人円になって、毎朝一人づつ5分間、73人の前に出てきて私はこの本が好きなんです、なぜならみたいな話を自分の言葉で5分間やりました。初めはやらされ感満載だったんですね。館長が言うからしょうがねえからやんなくちゃみたいな感じだったんですが、1ヶ月ぐらい経った時に噂が聞こえてきたんですよ、どうも楽しい、人の話を聞くのは面白いという言葉が聞こえてきたんです。司書さんというのは客観的なデータを客観的に扱うように訓練されてきてるわけですね。それは情報を扱う上で大事なことなんですが、主観はないのかという話です。主観がなければ、他の人を好きにならないよね、と僕はそう思うんですね。主観だけで押し切るのはいけないけど、気持ちも伝えてほしいと思いました。

1ヶ月経った時に全員でワークショップをやりました。この図書館をあなたが館長だったらどんな図書館にしたらワクワクドキドキする図書館になりますかって、ここで支離滅裂になったら、もうこの船は空中分解です。ワークショップをやったのは、職員全体の雰囲気がどこか、やらされ仕事をしてる感じがしたんですね。やってみたら、みんな楽しそうでした。壁に12枚の模造紙を全部張り出しました。Facebook でいうといいねマークのようなマークを一人三個持っていて、いいなと思う施策、アイデアに対して矢印シールを張っていってたんですね、私も貼りました。館長がどこに貼ったかもみなわかるわけです。重なったところは全部やろうというふうに決めたんです。

前年度に予算を計上するために準備していた図書館の事業の9割はやめました。もう1回自分たちで作り直すということを試しながらやっていったんですね。本当に大変だったんですけどでも手応えがすごくありました。一番大きな手ごたえは次の日の起きました。朝、それ以前は、誰も私におはようって言ってくれなかったんです本当に。でも次の日に次々とおはようとあいさつが私にかかりました。そこで一緒にもしかしてやれるかもしれないと私も思いましたし司書さん達もそう思ったと思います。うちがオープンするまでの3ヶ月のプロセスを展示エリアに全部展示しました。うち、こうだからって。全部見せるけど文句言う人誰もいなかったですね、それについて。よく読んでる人がいました、なので今も一部は掲示しています。

◆楽しい図書館
楽しい図書館にしないといけないなと思ったんです、ヴィレッジヴァンガードという以上は。本の背表紙だけ見える図書館のやり方を変えて本と本との間にある机の部分をディスプレイ台に変えました。児童係と一般の読書推進チームとリファレンスチームと3つチームごとに、自分たちがどんなディスプレイを作ればいいかということを一ヶ月の間に考えてみんなの前でプレゼンしてくださいって言って、やったんですね。これが本当に面白かったんです。
児童係のところでは商店街をつくり、そこに郵便局がありました。館長のお手紙が届くポストというのがありました。夏休みになるとすぐ1日5通とか10通とか来るんですね。全部返事書くって約束しているので毎日夜書いて次の日の朝壁に張り出すとみんな読んでいるみたいな、そういうことになったんですね。とにかくコミュニケートする機会を作りました。今まで館長が子どもと直接触れ合うなんてなかったわけですよ。館長だけじゃないですよ、司書さん達もそうです。

一番初めのアイデアは、児童係の人たちからのプレゼンでした。全員の前でけっちょんけっちょんに立ち上がれないぐらいよくないと言ったんです。でも、三日後にやり直したのを見た瞬間びっくりです。すげーな三日間でここまでやるって。司書の心に火がつくってこういうことなんだなと、もともと持っているわけなんですよ。みんなそういうことをやりたかったんですよ、でも誰かが止めているんですよ絶対に。もしくは雰囲気が止めている。役所のカルチャーが止めている、いろんなことがあると思うんですね。そこをちょっと外したらいや、上がもっとやっているので、じゃあいいよねってやりはじめたんですね。それが本当に大きなことだと思います。

◆開館後の仕掛け~子ども編~
普通絵本読んだり読み聞かせって一つの部屋でやりますよね。だけど、そこで暗幕閉めちゃったら、何やっているかわかんない。通りすがりで見られるってすごい大事ですよね。つまり読み聞かせにも別に行きたいわけじゃない、でもなんか楽しそうだぞ、子どもがゲラゲラ笑っていてすげー楽しそうだと思ったら、人吸いよせられるでしょ。そういう感じの場所もないとダメなんですよ。全部区切って機能別にやっちゃったら。今までのように、読み聞かせの部屋でやるものもやっていますし、こういうさっきの0歳から2歳までのリビングルームの場所でもやっていますね。両方の違いがあるからいいんですよ。つまり面白くなくなったら子どもいなくなりますから。その恐怖に耐えながらみんなやっているわけですよ司書さん達力つきますよね。

ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。
これはわんこの形をした車輪がついていて、どこでもいけるんですね。これで小学校行ってるんですね私は。もう大歓声ですよ。3年経っても、きららが来た館長も来たって言って。背中がパコッと開きまして、そこに50冊の絵本がつめるようになっているんですね。効果絶大ですよアウトリーチとしては。遂に2号が登場なんですよ、これから名前を募集するんですけど。猫も作ろうっていう感じでやっているんですけど。1ヶ月の間に1600通集まりました。もう楽しみにしていたんですね子ども達は。凄かったですね、その熱量が。

◆開館後の仕掛け~大人編~
この図書館の考え方は本を貸したり借りたりする場所だけじゃなく、街の大事な情報をどうやって外部に出してもらってそれをちゃんと言葉化するかということも私たちの大事な役割ですのでその情報を受け取ったらその場所に行ってもらいたい。そのための情報を作るために編集とマッピングをしているんです。そうすると行くんですよね。

うちの中の第1号のポップ。これは教育いじめとかそういう問題を扱っているコーナーに「その悩み一人だけじゃない」というポップを作ってくれた ヤングアダルト担当の若い司書がいました。私はこれを見たとき本当思いました、これこそヴィレッジヴァンガードだよねって言いました。図書館だから人の琴線に触れるような言葉をちゃんと自分なりに出して欲しいと、そうするとこれを一年中ポップを作ってますんで、どういう言葉を出すのかみんな常に考えているんで。そうするとやっぱり変わっていくわけですよね。自分の言葉の引き出しが、そう思っています。

展示エリアを手づくり展示で埋めるって大変なんですよ。イベント費が殆どなかったんですがかえってそれが良かったですね。お金がないと、近所のおじさんとか面白そうな人に、ただで来てもらいます。申し訳ないですけど。1年やってきました。この場所をどう生かしたかと言うと、公共図書館の中にマイクロライブラリーの場所を作っちゃえばいいと思ってそれを作りました。本がどんどん入れ替わっていくんですね。意外とそこから借りていくんですよ、面白いもので。やってみたら、もう3年もやってますけど、本当に面白いもんだなと小学生も、大人も出していますし。

そんなことしてるうちに本とまちづくりという、図書館長と一緒にトークをやるというイベントのをやったんですね。その時にこのチラシができた瞬間各部署からまちづくり関係の部署から、君、何なんだ、これはって!まちづくりの部署じゃないでしょってここは!って。よく見てください本を通じたまちづくりって書いてあるでしょうって、うちまちづくりしてないですからと。だから本というのは本当に強いですよ。全てのテーマ 包含できるんで、本とつけとけばいいんですよ、全部。

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今うちで人気なのは、大人の夜学という講座をやっています。子どもは入れません。これがいま本当に看板事業で NPO といっしょに共同事業でやっています。実際にNPOに委託をして、企画については一緒に考えながらやっています。
幇間芸って、わかります?お座敷芸で、岐阜には日本で3人しかいな幇間芸をやる人がいるんです。幇間芸を図書館の中で、夜やってもらいました。そういう大衆文化的な側面とかいろんなものがあったり。

◆みんなのたからものMAP
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市民の皆さんにこれから歩いて行ける、いい喫茶店はどこにあるかっていうコンテストやるからという事でかなり数が集まり、マックを操るデザイナーのような司書にお願いして作りました。図書館に来た方が、これ持ってそこに行くんですよ。お店の人にありがたがられています。これも情報、観光にならない観光ですよね。図書館は観光にならない観光も扱えばいいんです、私はそう思っています。それはなぜなら中心市街地の中にある図書館だから 回遊性を促すって、大事な役割を持っていますので、そこに歴史や民族学的な深さが加わればもっと新しい角度からその場所を発見してしまうことも可能となりますね。それが図書館としての味付けだと思うんです。とにかくありとあらゆるそういうテーマを創ったり、どんどんと出していくと、そういうことをやっています。

◆子ども司書
ちょっと自由な立場で学校で子どもの読書をどんどんどんどん先頭を切ってもらうような子どもを育成できないかと思っていたところ、岐阜市内にいるアンドリューデュアー先生という子ども司書制度を日本に普及させたいと思っていた方がいたので、意気投合して始めました。
読書って言うと日本では黙読なのですけど、学校の中では黙読をするだけではだけではなく、読んで自分の感情が動いたり考えが深まったりしたことを相手に伝える、歌にする、演劇にする、音楽にする、そういうところを表現するところまで含めて岐阜市では読書活動と言おうという規定に変えました。第二次岐阜市子ども読書推進計画には、岐阜ではそこの表現までを含めて読書ということにしました。
子どもの司書たちがFM ラジオ局で放送を毎月1回やっています。毎月2回集まって1回目は企画会議、2回目が本番。これは学校の勉強とは全然違うんですよ。初めは私が司会をしながら子どもと一緒にやってました1回目の時は台本全部作って棒読みでした。4ヶ月ぐらいたったら館長大丈夫だから自分たちでできるからと私はノーサンキューと言われました。彼らは自分達で台本創りました。今1年経って、2年経ってどうなったかかと言うと、台本はいらないです。キーワードだけ。ストーリーの進行があってそこにキーワードだけ書いてあって、阿吽の呼吸で、番組が作れちゃうんですよ。単に遊んでいるだけなんですよ。例えばある時のテーマで子どもから家出と言うテーマでやりたいと言ったんですね。もう職員はビビってました。内容としては、例えば、家出する時にどんな本を一冊持っていくと問いかけると。国語の辞書と言った児童がいました。野宿する時に枕になって、それから寒くなったら一枚ずつ 火に燃やせる。それから飽きたらずっと読んでいられる。なるほどそうだよねって思ったんだけどね。子どもたちが本で読んだことも語りますけど、本で読んだことがないことでも子ども達が日々感じていることを言葉にしていくっていうことをそれこそ、その言葉が社会的なものになりますので、リテラシーの力を養うことでもあるんですね。そういうことも大事にしたいなと思うことでこれも続けています。

◆本のお宝帳
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これは本のお宝帳、全小学生に全部配りました。本は何で大事なのかと言う図書館論を私は、はみ出しスペースに書いています。全部暗記した子どもたちもいました。50冊の本の感想を書いてもらうんですよね、中には小学校の2年生の男の子が館長にどうしても見せたいとお母さんと一緒に見せに来てくれたんですけど、全部絵が書いてあるんです五十冊分、全天然色で。絵本ですよ完全に。そういう子もいます。15冊達成するとグランドマスター、マスターオブジュダイになるとカンチョーより偉いとか必ず持ち上げます、その子がいたら。でも冊数を読むことだけがいい訳じゃないんじゃないかなって言いながら。そこは言っとかないと冊数競争になっちゃうんで。

◆中学生、高校生向けの仕掛け
朝井リョウさんに毎年来てもらって、朝井リョウさんと市民がホールで観ているところで全部自分で自作の短編小説を朗読するという恐ろしい事やっています。200人以上入るホールでこんな怖いことやって誰が来るんだとか言いながらやってみたら60人以上の作品が集まりました。
中高生と司書ををつなぐ掲示板というのがあるので絶対ここだけは見て欲しいですね。昔生協の白石さん、ってベストセラーなったのあったでしょ、あれの中高生版です。つまりいろんな質問、悩みを質問箱に入れてくれたら司書が回答しますという風になってます、仮名で。初めの一週間は本に関する図書館に関する質問でした。それ以降は、全部生活相談に変わりました。恋愛の三角関係をどうやったら解消できるかとか、進学の相談とかなんでも来ます。緑色のペンで僕が読んでもほれぼれするような、ウィットに富んだ回答する女性の司書がいたんですけど、産休で休んで、あの緑色のペンのひとは、いつ戻ってくるんですかとか、寂しくていられません。緑のペンのひとロスという中高生が30人ぐらい生まれまして。そんなに愛されてんだと思って、逆に二度と戻すのはやめようと。次の人に変わらないといけないので、変えちゃいました。この文章の回答の文章は私を通ってからじゃないと絶対出さないとはなっています。

◆ビジネス対応◆
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図書館はビジネス相談もやっています。県のよろず相談のコーディネーターの人が毎週一人入ってもらって1日そこでよろず相談を受けます。その隣にビジネス支援担当の選書をしている司書さんを配置します。2人一組でやります。ただ場所を棚貸しをしているわけじゃありません。でもそしたら県のよろず相談のコーナーに来る人の倍の数来ちゃったんですね。敷居が低いとあらゆるニーズが飛び込んできます。それをうちの司書さんたちが、どれだけレシーブするだけの感性を持っているかですね、勝負は。スピード感と。イスラム教徒さんでハラル食のパンをビジネスにしたいという祖方が来館しました。醸造用アルコールを使わないパンですね。いきなり店を出すのは難しい、お金を出すのは難しいので、じゃあうちのメディアコスモスの前で移動自動車でやってみたらと言ったら、すぐに実現して、すごい売れ行きになってしまって、今は岐阜大学でも売ってる。これ1日のこの借り代が170円。信じられない金額で貸しているんですね。うちに相談に来た人あそこでやってますけど、っていうのを、この前テレビの取材でその話をしたら大変なことになりました。そんなに安いんですかって。

◆展示コーナーの企画
司書さんたちの展示というのも相当力を入れてやっています。4ブロックありますので4ブロックを2ヶ月から3ヶ月に一回、全部変えて全ての司書がテーマに関わって展示の企画を考えて、2か月くらい前にまず私にプレゼンテーションをやってもらいその後最後に私ともう一回やるということで、私は全ての司書と展示の企画でよく話をしています。司書さんたちがどういう問題意識を持っているのか、館長がどういう問題意識で、この図書館で運営をしようと思っているのか。この時ほどわかる時はないんですよ。こういう切磋琢磨をやれているって言うのは嬉しいなと今でも思っています。
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これ例えば村上春樹について、司書Sが偏見を拭い去る日々というこんな展示しないでしょ普通。正しいことしか言わないじゃないですか、そうじゃなくてなんか村上春樹読まなかったんですね、この司書女性なんだけれども。担当になったので読んでみようかと思って。半年かけて村上春樹をずーっと読んでいったら、意外に面白い、初めどんな人、村上春樹って67歳らしいとか、普通展示でこんなこと書かないでしょ。でもそういうふうにやって、心境が変わっていくという経過が見えると、今まで読んだことがない人も読みたいと思うじゃないですかもしかしたら。大事なのはそこなんですよね。そういうこと司書さん達がやってくれるのは嬉しいですね。
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天体観測会を科学館といっしょにやっています。意外に天体望遠鏡で星を眺める事って理科系の人しかやらないと思っていたら、本を返したそのまま今まで天体望遠鏡を覗いたことがないファミリーがここでそのまま星を見て帰って来いくとかあって、本を読む人と星空を眺める人はどこかやっぱり繋がる世界があるんだっていうことをやってみて分かりましたね。

◆街中でのマイクロライブラリー&ぶらり ぎふまちライブラリー
ヒムカレッジVol.5 「超えろヴィレヴァン、新しい公共施設の在り方」を開催しました。

図書館に120万人の人が来ているんだったら、うちの商店街にも来てくれないかなと一緒に考えて館長。と言われたんで、私の生活圏でいつもお世話になっているパン屋さんとか、おかしやさんとかいましたので、一緒に毎月夜考えようかという事をやりまして。彼らがマイクロライブラリーに目をつけて、自分のお店の庭先や軒先に共通の本棚を置いて、自分の本を並べて小学生が借りて行ってもいいみたいな感じにして8軒のお店とお寺さんが一昨年からこういうお店を作ってくれました。
私たちはお金を出しません、図書館がやっているのは何かというと、この8軒のへとつながる道ができるということですね、図書館から。じゃあそこにブラタモリのように図書館で人を集めて館長と行くぎふまちライブラリーの街歩きみたいな講座を創ったら40人ぐらい集まったんだよね。みんなでぞろぞろお店を巡って行くと、試食させてくれたりするじゃないですか。そうするとだんだん人が増えてくるんですが面白いもんで、小学生が帰りの小学生がなぜかいるんですね。いやー、食べられるかもしれないしって、くっついてきてそういう感じですよね、これは。本当に面白いなと思って、これを本当は私は、柳ケ瀬大商店街でやりたいです。ただ商店街があまりにも大きいので簡単にはいかないですね。先にこちらが走ってくれたんでここをショールームのようにして見せながら交渉しているんですけどね。今そうすると図書館に人が来ればいいんだけどじゃなくて、図書館以外のところでも本を人が身近に喋ったり繋がったりする場ができることだというのが大事だと思ってるんでそこを一緒に、図書館が支えはしようとそういうことをやっています。こういう市民が本と出合う、進めあう事やってきました。

◆婚活
婚活もやっていました。何かこれが意外にいいんですよね。いや~あなたは年収いくらですかとか普通に見合いってそういう現実的な話ではないですか。でもそうじゃないですね。この本が好きなんですけどと言いながらそういうのを隠してなんとなくゆるくつながることができますよね。それが大変面白いです。 

◆ボランティアについて
今何に一番力を入れているというと、ボランティアです。担い手をどうやって作りだすかということを図書館の事業がどんどん拡大してきていますんで、今後事業をどうとか こうなったら市民の人達に担ってなっていただくしかないと思います。市民のみなさんも自分たちで図書館っていうことをブランド化し、メディアコスモスというブランドを使いながら主体的に自分たちの好きなことやっていく。

先日生まれたのが、チェロを弾いているプロの人が地元にいるんですけど、その人が定期的にチェロを弾きたい、と図書館の中で。こないだ夜にやってみたらとてもいい雰囲気になりました。BGM としか思えないですね。いい感じなので。それが無料で味わえたらいいよねって。このぎふライブラリークラブっていうのはそういう形でやっています。
図書館ボランティアは今までの修理ボランティアとか、本棚の整理をしてもらったりとか読み聞かせに行ってもらったりとかそういう人たちですね。もう一つ作ったのはぎふまちライブラリーができちゃったんだったら、私たちの講座に二日間出席してくれた人たちはみんなまちライブラリアンになってもらいますという養成講座を11月からスタートしています。これはなかなか面白いです、来る人の中には元古本屋さんで10年店を閉じていた人が、もう1回商売ではなく、人に本を見てもらいたいという理由で講座に来た人もいましたね。介護施設の中に広場を作りたい、その広場の中に本棚を置きたいそれをまちライブラリとしてやりたいと言う人たちも来ましたね。どういうニーズが出てくるかわかんないですよ蓋を開けてみないと。でもそれは本当に私たちが考えもつかないニーズが出てくる可能性があると思っています。

これからの図書館に必要なのは実は今うちの図書館の嘱託司書さんの募集が始まったところなんですが、よくホームページをのぞいていただくと、このふたつの言葉が書いてあります。デザインできる司書とそれから、歌って踊れる司書、本当に書いてます。ご覧頂きたいと思います。昨年この言葉を募集要項に出したら、本当に私は歌って踊れる司書に惹かれてきました東京からと言う方もいらっしゃいました。その人大活躍していますね。誰がどんな反応するか分からないですね。言霊というのは、すごいなと思うんですけどね。こういう司書さんがいても いいですよね。そういうような形で私たちの図書館は今も進んでおります。



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Posted by みやざきNPO・協働支援センター at 12:46│Comments(0)イベント報告
 
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