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2015年11月11日

【スタッフブログ】地域づくりに関するコラム⑤「海士町について 全国会員大会での分科会から」

みなさん、こんにちは。センター長の壹岐です。

先日は島根県松江市で地方創世フォーラムin 島根に参加し、翌日は海士町の視察に行ってきました。

以前から、海士町には興味があったのですが、今年の8月に金沢で行われた地域づくり団体研修交流会の分科会で海士町の地産地消課の大江課長のお話を聞いた時から、海士町は興味がある対象から是非視察に行きたい地域に変わりました。

まず、今回は、そのきっかけとなった地域づくり団体研修交流会の大江課長のお話を書きたいと思います。


約10年前、平成の大合併が叫ばれる中、島同士の合併では、そのメリットが生かされないということで、合併協を解散し、単独町制を決断する時から海士町の改革が始まった。 
合併しないとなると、地方交付税の削減など厳しい財政状態が目の前に現れてきた。

そこで町長が給与をカットするということを受け、課長職も給与の削減(組合の抵抗にあいながらも)を町長に申しで、さらに一般職員までの給与カット(現在は一般職員は通常の給与に)を自ら申しで、支出の削減を行った。

さらに朝市の商品の集荷を360日職員で対応し、イベント等へ仕事ではなくボランティアとして参加、超過勤務手当無し等で仕事に携わっていった。行政の本気度を見ていた住民も、老人クラブの補助金の返上などを申しで、支出の削減分を子育て対策に充てるなど島を挙げて、経費削減をしながら住民福祉の充実を測っていった。

さらには国の補助金等を利用しての新しい産業の立ち上げ等行うなど、移住者が10年間で約450名増えた。


以上のような内容をお聞きし、官民一体となった結果が今の海士町をつくり、何故このように移住者が増えていったのか、その答えを得るために、フォーラムに参加し海士町視察に行ってきました。

次回は、地方創世フォーラムin 島根での内容を報告したいと思います。



海士町にご興味がある方は、海士町のホームページをご覧下さい。
http://www.town.ama.shimane.jp/index.html




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